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いろいろどうにもならないこととかあるかもしれないけど、やっぱり絵を描きたい。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

今週は嬉しいことがありました。
月曜日の夜にエロマンガの続きを描いたんです。実は最近ずっとゲームばっかりでやってなくて、重い腰が動かなくて困ってました。いつも描き始めようかな、と思ったら「準備しなくちゃいけない、その後ペンを握っておかしいところがないかチェックしなきゃ。それが終わったら・・・あれしなきゃいけない、これしなきゃいけない、多分めんどくさいことばっかりするんだろうな」とか考え出して止まらなくなって、結局やめちゃうんです・・・。でもこの時はその考えを振り切って描き始めて、ちょっと楽しく描けました。
この変すぎる考えを振り切るのは、エネルギーがいるんです。エネルギーがないと打ち破れません。・・・何でこんな考えが襲ってくるのか、わたしもよくわかりませんし、夫に言ったら「考える前にやる!やりたいことがあるならやる!なぜやりたいことをやらないのか、俺にはわからない」って言われてしまいました。子供の頃にやりたいことを我慢するとか、やりたいことをしたのに親に怒られたとか、おしっこ漏らしたとか、そんな記憶があるのかもしれません。

次の日はイオンの本屋さんで料理の本を購入して、早速その料理本でできそうなおかずを作ってみました。夫の胃に優しそうなものを!「おいしい!」って言ってくれてよかったですなあ・・・!!!一安心です。これでまたいろんな料理を作れます!!!

で・・・その日、ちょっと変わった夢を見たんです。
吾/峠/呼/世/晴/氏が出てきて、わたしが「うわあー!吾/峠/さんがわたしのために、こんな嬉しい事してくれたよー!!ありがとう、ありがとうー!!!」と叫んだという・・・。何が「こんな嬉しい事」なのかはよくわかりませんでした。ただ、わたしの目に入ったものを書くとするなら・・・
鬼/滅/の/刃の登場人物が5人くらい出てきて、大きい輪っかにしたロープを握ってみんなでしゅっしゅっぽっぽって汽車ごっこする絵を見ました。・・・これのどこが嬉しい事なのか全くわかりませんね・・・

さて、そんな事もあって、施設に通いながら家でエロマンガの加筆修正やってまして、やっと金曜日に全部作業が終わって明日以降はペン入れですね。明日雨らしいので・・・ペン入れに勤しめそうですよ!!!


































あの・・・お久しぶりです、ウソ日記です(ぉぉぉ)
(わたしがウソ日記を書く理由?ちゃんとあるんですよ〜。こちらをご覧ください。
「わたしがウソ日記を書く理由」
いやー今週目立ったニュースがなかったので〜
でも、やりたいことやるのにエネルギーが要るのと、本を買ったのと変な夢の話は本当です。
やっぱり・・・描きたいですよ。でも「イヤダイヤダ描きたくない!!」って思う時もあるので・・・なんででしょうかねぇ・・・

そうそう、今日マンガ「不戦のユートピア」の第1話を読んでくれた施設のメンバーさんに感想をお聞きすることができました。「これは続き物ですか?だったら次の話が楽しみです!」とコメントをいただきました。
昨日に料理本と一緒に男性向け雑誌「BRUTUS」買いまして、その表紙に「やっぱりマンガが好きで好きで好きでたまらない」と書いてありまして。
それを見て思ったのは、どっちかというとわたしは「好きと言うよりも、マンガはわたしの世界をみんなにお見せするための『手段』」と思ってます。まあ、嫌いというわけでは多分ないだろうし・・・でも、好きっていうのとはちょっと違うかもしれない?!多分!?と思いました。

まあ今週はそんなところですかね。

それでは、またお会いしましょう。
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テーマ : よし今書いておこう♪
ジャンル : 日記

わたしは真冬でもミニスカート履くわ(ぉ)

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

タイトルは本文とは関係ありません。誰がなんと言おうと、自分を貫く。そんな女性にわたしはなります。

今日の月曜、ついに漫画が完成しました!!!!!!!!!!!そして、近くに住んでいる出版社の方に頼んでいろいろ見ていただいて、助言をもらいながらさらに漫画原稿に磨きをかけました。とても信頼できる方なので、こっちも安心なのです!!
「では、今週の水曜日に大急ぎで出版します。どれだけ売れるか楽しみですね!!」と出版社の方。
「はい!!どうか何卒よろしくお願いいたします!!」とわたし。
そして金曜日。出版社の方が大急ぎでわたしのケータイに連絡をくれまして、
「すごいですさくらさん!!!すごい売り上げです!!鬼/滅/の/刃(検索でたどり着いて欲しくないのでスラッシュ入れてます)、超えましたよ!!!!」
「えええっ??!」
自分の耳が信じられませんでした。
「さくらさんもっと驚いたり喜んだりしていいです!!これはうちの出版社誕生以来の素晴らしい快挙です!!僕も興奮しています!!!」
ついに・・・ついに苦労が報われました。練習に練習を重ねたあの日・・・楽しみながら描きまくったあの日・・・すべて報われたんです!!!でも
「わたしがすごいんじゃないです!!出版社さんがすごいんです!!本当にありがとうございます!!わたしはあなた方に、感謝しても仕切れないですよ!!」
「そんなに謙遜なさらなくてもいいのに・・・でも、それがさくらさんのキャラクターですね。」
家に帰って夫に全部話したら
「すごい!!とうとうやり遂げたんだねさくらちゃん!!よかったじゃない・・・ヒック」
と、嬉し涙を流してくれました・・・!!!!
めちゃくちゃ嬉しすぎて興奮してしまったので、夜・・・・眠れませんでした・・・









































うん・・・
という週だったらよかったんですけどね・・・残念ながらウソ日記です・・・
わたしがウソ日記を書く理由?ちゃんとあるんですよ〜。こちらをご覧ください。
「わたしがウソ日記を書く理由」

なんか今日元気がないんです。昼寝しちゃったのがよくないのかなあ・・・ウソ日記書いて元気出ればと思ったんですが、でませんね・・・しかも面白くない。
昨日は昨日で鬼/滅/の/刃(検索でたどり着いて欲しくないのでスラッシュ入れてます)の人気が凄すぎてショック受けまして、それに比べてわたしは何やってるんだろう、もっと練習しなくちゃだめじゃないって思ってちょっとこの状況は辛いです。比べても意味ないのにね。

今週は不安に思ったり考え込んだりが多かったですね。今描いている漫画もトーン貼りがめんどくせえーって思う時があって、全然はかどらないというわけではないのですが嫌になる瞬間があります。でもこれも、わたしの世界をみなさんにお見せする機会なのでね。頑張らないけどやり遂げようと思います。でも・・ちょっとトーン使いすぎなんじゃないかなあとも思ったり・・・わたしは最初(漫画描き始める前から)「トーンなんて邪道だ!!頼っちゃだめだ!!!」って思ってたけど「やっぱ楽したーい!!」って思って結局使ってるし・・・根性ねえな。
パソコンで漫画描くのにも「最初はまずアナログから!!」と思ってたのに簡単にパソコンの方になびいちゃって・・・「デモンズギフト」はアナログなんですけどね・・・本当根性ねえな・・・くそ。

わたしには作品作ってる時「何のために描いてるか」っていうのがあまりないなと思いました。
強いて言うなら「自分のため」かもしれないし「自分の世界を追求するため」かもしれないです。長い間人に見せたことが少なかったからそういう気持ちがないのかもしれないです。自分の好きなように描いてるっていう感じです。

申しわけありませんが今回の一枚はありません。ちょっと無理してやってたところもあったんで・・・

はあ・・・来週は良い一週間になるといいなあ。

それでは、またお会いしましょう。

テーマ : 今日のつぶやき。
ジャンル : 日記

あっちゃー・・・お茶。(ぇ)

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

今日の香りはローズゼラニウムです。
タイトルは〜ずっと前ネトゲやってて他の方の失敗談を聞いてわたしが「あちゃ」と発言したら違う人が「お茶」と返した、と言うエピソードでつけました。本文とは全く関係ございません。(ぉぉ)

さてさて今週はっと!

特に今日が良い日でしたね〜。
近くのコンビニでいつも飲み物買うのですが今日はなぜか美味しくて(美味しく感じた?)ごくごくいけました。コンビニのスタッフさんに「いつもうちで買ってくれてありがとうございます!!」って笑顔で感謝されちゃいました!照れる!!
そして実はここ数日間、自宅にあるPCと施設のPC間でデータ共有する必要があって、ずっと悩んでたんです。方法を調べて発見したのですが、わたしにはややこしいなあと思ってネットで「ちょっとここわかりやすく教えてくださる方いませんか?」ってな感じで質問して、親切な方に教えてもらったんです!施設で共有作業する時に、詳しいスタッフさんにも教えてもらって、楽に作業ができました!!ありがたやー!!本当に感謝です。独りじゃないっていいなあ。それで快適に漫画作業ができましたよ!!
帰る時に、スタッフのAさんに「いつも暇な時に部品作業してくれてありがとうございます!頼りにしてるので、来週もよろしくお願いしますね!!」って言われました!頼りにしてくれるのがありがたいですね!!!











・・・こんな1日だったらよかったなあ。ええ、ウソ日記です(ぉぉ)
わたしがウソ日記を書く理由?ちゃんとあるんですよ〜。こちらをご覧ください。
「わたしがウソ日記を書く理由」

いやちょっと今日は・・・(涙)
コンビニで飲み物買って、雨降ってたので傘さそうと思ったらひっくり返して全部こぼしちゃったんですよ!!!!!(涙)ショックだ・・・コンビニのスタッフさんに悪い;;せっかく売って下さったのに・・・いや、雨降ってた時点で嫌な予感がしてたんですよ・・・その直感に従えばよかった。きっと神様が「雨降る日はやめとけ」って言ってたのかもしれないです・・・とほほ。
ま、まあ・・・あまり落ち込んでもいられないですよ!雨降る日はやめればいいだけです!!
それと、PC間のデータ共有に今悩んでるんです・・・方法は見つけたのですがPCがいきなり変な挙動しないか心配で・・・この自宅のPC古いのでね。
でも、神がお見守りくださり、わたしは独りじゃないと思うなら、この問題もすべてうまくいくでしょう。

今週の頭に長靴買いました。お家にないわけじゃないけど、夫のなのでね・・・実はわたしと夫は身長も靴のサイズもほぼ同じで、靴や衣服の使い回しができるんですよ〜。で、その長靴、今日大活躍しました!!帰りがすごい雨でして。スタッフさんが「その長靴可愛いね!」って言って褒めてくれました。これもありがたやー!!

あ・・・今日いいことあったんだな@@;

とにかく、もうこれなら靴や足が濡れていくあの嫌な感じを味わわずにすみます!!

さて、今日の一枚やってみましょうかね!過去絵ですが><;

大天使ラグエル
タイトル「大天使ラグエル」
名前の意味は「神の友」、地球を司る大天使です。天使が入れられる監獄を監視する天使・・・だったはず?!
キャンバスは小さめのサイズで、小さいブラシを使って細かく描きましたね。
このイラストは2017年の末ぐらいに描いたものですね。実はこの絵には元絵があります。これです↓

大天使ラグエル
これは10年以上前にCGで描いたものです。赤い翼がかっこいい!と見てくださった方がおっしゃってましたね。二つを並べてみると、成長を感じさせる絵になりました。

来週は問題解決するといいなあ。皆さんもいい一週間になりますように、お祈りします。
それでは、またお会いしましょう。

テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

パッとしなくても今週戦い抜きました。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

今日の香りはユーカリです。

施設から帰ってくるなりメタルマックスばっかりやってます。でも、ゲームに対する情熱が失われてきてるので、休みながらやってます。

さて今週は・・・

うーんちょっと今週は特に目立ったニュースとかいいことがなかったんですよ〜〜
ちょっと前に作ったマスクをスタッフさんが見て「コロナで大変な人々にマスクで笑わせてあげようなんてなかなか思いつかないし、いいことだよね!」と評価してくださって嬉しくなったり、帰りがけに秋に咲くバラを見つけて和んだことぐらいですかね・・・
あ・・・
そうだこんな話があったんですよ!!ちょっと聞いてください!!

水曜日のことだったんですけどね・・・漫画に集中して過ごした良い1日だったのですが、最近入所したTさんという男性がいらっしゃいまして、わたしはこの方がちょっと・・・どころかかなり苦手だったのです。
ふとした時に独り言をボソッとつぶやいたり、食事の時クチャクチャ音がすごいし、朝礼での一言がめちゃくちゃ長いし、もう耐えるのが難しかったんですよ・・・
でもう、スタッフさんに打ち明けてわたしがいつもいる場所を変えてもらったんです。そうしたらストレスがなくなって快適になりましたけどね。
で、この日、帰る時にTさんがわたしのところにやってきてこういったんです。
「さくらさん、スタッフさんから聞きました。僕の挙動でさくらさんを不快にさせてたらしいですね・・・反省してます・・・しかも、僕のクチャクチャ音・・・ほんとすみませんでした。出さないようにしてたんですけど、なんかこっちではやってしまうんです・・・リラックスするとなりやすいんです。話の長さも直しますし、独り言も極力言わないようにしますから。僕のこと嫌いにならないでください!」・・・と。
「そういう事情があったんですか。わたしもTさんのことをよく考えなくてイライラしてしまってすみませんでした。あの3点を除けば、別にわたしはTさんのことが嫌いだってわけじゃないですから。まあ仲良くしていきましょう」と、わたしは『やっぱりいろいろ事情があるんだなあ』と思いながら言いました。
とはいえ、みんなが仲良くなるに越したことはないとは思うのですが、どうしても無理な方も(大分には)いらっしゃいましたのでね・・・まあよかったなと思いますよ。

































うん、嘘です(ぉぉぉ)
でも話の前半は本当です。わたしはそんなに心の広い人間ではないのでね。というか、アスペルガーのこだわりが強すぎて、人のことをよく受け入れることができないんですよねぇ・・・夫は大丈夫なんですけど。
わたしがウソ日記を書く理由?ちゃんとあるんですよ〜。こちらをご覧ください。
「わたしがウソ日記を書く理由」


さて、今週の一枚殺ってみますか。(ぇ)

自分との戦い

タイトル「自分との戦い

過去絵です。大分にいた時に描いた絵ですね。
ある有名な方の絵を見てインスピ。
女の子は一糸まとわぬ姿ですので・・・全裸で剣装備して戦ったらなんか潔すぎると思うのはわたしだけですかね!?・・・そうですか・・・
自分自身と戦っている時は、『相手は自分なので全部お見通し=全裸同然』という考えで描きました。
一番最初にこの絵をお見せした方はちょっとお年を召した方でして、古い人間だったのか説明しても理解してくださらなかったですね。現在は、今通所している施設で飾っていただいております。感謝感謝。

(ここから先は拍手コメントのお返事となります。いつもありがとうございます。続きを読むでご覧いただけます。)

それでは、またお会いしましょう。

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ジャンル : 学問・文化・芸術

長い夜の夜明け。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

さて今週は・・・っとその前に。
この記事はかなり長いです。お時間のある時にお読みください!!お手数ですが!すみません!


先週の金曜日は、夫と一緒に大分に・・・わたしの家族がいる大分に行きました。行く前日に夫が「さくらちゃん・・・大分、行こう。さくらちゃんの家族に会って、話を聞いてもらおう!」というのです。何の前触れもなしに、いきなりそういうのでちょっと驚きましたが、「これはものすごい奇跡の前触れかも!」と思い、二人で着物を着て高速バスに乗って大分に向かったのでした。
家族とは、2013年の夏から会ってませんので、もうあれから7年ぶりということになります。最近わたしのこのブログに来てくださっている方はご存知ないと思いますのでちょっとだけこの話の前提の話をしますが、
わたしは大分の家族(まあ実家ですね)からは勘当されてます。勘当の理由は、今の夫との結婚です。どうしても許してもらえなかったので、こっそり家を抜け出て夫の元に駆け落ち結婚しちゃいました。
なので、家族が今どうなっているのか恐怖半分、興味半分な訳です。もしかしたらわたしたちは、家族がわたしたちを憎悪するあまりにぶん殴られるかも・・・とか考えてしまってました。その度に夫は「大丈夫だよ、悪いことには絶対にならないから。僕がいるからね」と言ってくれました。
大分駅に到着して、ずいぶん様変わりした駅周辺を感慨深い気持ちで眺めていました。この後は、タクシーで家族の家まで行きました。
家は、変わらずそこにありました。少し広い敷地を歩いて玄関まで行くと、父が待ち構えていました。「来たか。まあ入れ」挨拶もそこそこにお家に入ります。父はどこか老けたような感じがしました。リビングに行くと、母、姉、兄、そして大分の施設でお世話になった施設長さん(女性)がいらっしゃってました。みんな緊張していました。もちろんわたしもです。しかし夫は堂々としていました。
全員が席に着いたら、父が口を開きました。「久しぶりやな、さくら。そっちが旦那のかがみさん(夫のペンネームです)か。とりあえずよろしく。さくら、みんなお前ん話ぃ聞こうと今日、ここに集まったんや。まずお父さんから話す。あれからどうや?元気なんか?」
わたしは「夫もわたしも元気です。でも、あれからたくさん、いろいろなことが、本当にいろんなことがありました。
お父さん、お母さん、お姉さん、お兄さん、そして施設長さん。わたしを今まで食べさせてくださって、ありがとうございました。親元を離れて、皆さんに任せきりにしていた生活をわたしがするのは、やりたくないこともあったし大変ではありました。だから、皆さんがいてくれた時のことを思い出して、皆さんの存在がありがたかったんだと思わないことはありません。」
そのわたしの言葉に、父が重い口を開きます。「お父さんたちも、お前がいなくなってからは色々言われた。あまり面識のない人にずけずけと酷いことを言われたり、『育て方が悪い』と言われることもあった。その度に、自分たちが悪かったんかと思って悔しかったり、怒りを感じたこともあった。特にお母さんは大変やったんや。お前を深く恨みよった。」
「すみませんでした」
姉が感情的に言います。「そんな言葉で済ませられると思っちょるのね?お母さん、ずっと泣きよったんや!あたしと電話で話しよった時も苦しそうやったわ」
母は下を向いて唇をぎゅっと閉ざしていました。
でもわたしには分かりました。声をかけたい、再会したことを喜びたい。でも「自分の知らない男の元へ駆け落ち結婚し、自分の期待を裏切った」娘のことをどうしても許せなかったのでしょう。だから、母は愛と憎しみが入り混じるあまり、想いを押さえつけるしかなかったのでした。
「すみませんでした」
・・・わたしには、クレームに対する必殺のテクニックがあります。それは「相手が怒っている時、何を言ってきてもこっちは謝罪の言葉しか言わない。絶対に抵抗しない」というテクニックです。こっちが無抵抗だとわかると、口撃もだんだんと止んできます。怒っている人に何を言っても怒りの言葉しか返ってきませんので、負けてあげればいいんです。「愚かな人にはただ頭を下げよ」です。
「自分の大切な娘が、自分がよく知らん男のところへ結婚したいと言って飛び出して、ショックを受けん母親なんかおらん!めちゃくちゃ心配するやろ!!子供を持ったことないあんたにはわからんかもしれんけど、それはそれは言葉では言い表せないほど辛いことなんや!!」
「すみませんでした」
姉は結構感情的なところがあるので、怒りが収まるまで謝り通すしかありませんでした。まあ、しばらく怒りの口撃をこっちが耐えたら静かになってくれました。(ちなみに姉は二児の母です)
「S(姉の名前)の怒りも、お母さんの怒りも分からんでもない。じゃけど、かがみさんの今の様子、その顔を見たら、お前のことを少しは思いやっちょるような気がせんでもねぇな」
「はい。夫は本当にわたしのことを思いやってくれます。彼がわたしを大事にしてくれているように、わたしも大事にしようと思ってます」
「そうか。お前たち二人は、お互いを支え合って生活しちょるみたいやな。わかった。ちょっと安心したわ」と父。
それを聞いて、施設長さんが口をはさみました。「わたしからもいいかしら?いろいろなことって?何があったの?」彼女の声は、静かで少し柔らかかったです。わたしは
「楽しいことが多かったです。二人で毎日名古屋を見て回ったり、美味しいものを食べたり、郡上八幡に行っておどり踊って、いろいろな人と知り合って・・・でも、やっぱり苦労もありました。一番辛くて、もう二度と経験したくないことも経験しました。
それはお金の苦労とうつです」
みんな驚いて顔を見合わせていました。施設長さんは「まぁ・・」と発し、特に一番驚いていたのは兄でした。「金の苦労やぁ?」
「はい。夫がわたしの喜ぶ顔が見たいからと、この着ている着物やつけているネックレスとか、洋服、食事代にお金を使いまくってキャッシングまでして、最終的に借金してしまいました。わたしもいらないって言えばよかったんですけど」
「そ、それで、どうなったんや?」と兄。
「食費・・・1日千円の時もありました。食費1日千円・・・どころじゃない時もありました。もうにっちもさっちも行かなくなって、夫は破産宣告しました。でも・・・そのあとお金がちょっと楽になったと思ったら、また浪費をしてしまいまして・・・キャッシングや借金をして、わたしも夫も精神的に参ってしまって、二人ともうつになってしまいました。わたしは未来が怖くなって、夫と自分の死を考えるようになってしまい、夫は自分を責めました。お風呂に浸かりながら、ぼんやりと『わたしこのまま死んじゃうんじゃないかしら』と思ったこともあります。でも、辛い時期は、必ず終わりがくるものです。それを耐え忍んだら、借金が終わって、お金も気持ちも楽になって、今に至ります」
「さくらちゃんに辛い思いをさせてしまったのは、僕が不甲斐なかったからですよ」と、夫が言いました。
「そんなことないよかがみさん。いらないならいらないってはっきり言えなかったわたしにも過失はあるんだよ・・・」と、わたしは夫を庇いました。
そして施設長さんが、待ちきれなかったように声を出します「まあまあ、あなた、そんな苦労を・・・。さっき久しぶりに顔を見たときに思ったけど、大人っぽくなったわねぇ。さくらさんのお母さん、もう許してあげてもいいんじゃないの?あなたの娘さんは、こんなにたくましく立派に成長したのだから」
母は、驚いていたけど、それでも何も言いませんでした。
「お、お前・・・そんな苦労したんか。確かにのう・・・よく見りゃ、大人の顔つきしちょるのう。お前ももう一人前っちゅうことか。」と、兄はわたしの顔を眺めながら言いました。
「さっきも言いましたが、うつやお金の苦労はもう二度としたくないです。でも、いいことを経験したのだと今は思います。わたしたちは幸せ者です」
父はほんの少し嬉しそうな上向き加減の声で「そうか。お前ポジティブに、たくましくなったんやな。お母さんやSはまだ難しいかもしれん。けど今のお前の姿と顔、言葉を見て聞いたら、もう許してもいい気持ちになった。」
「さくらちゃんのお父さん、お母さん、お姉さん、お兄さん、そして施設長さん。さくらちゃんは、僕にすごく優しくしてくれます。いつも気を使ってくれます。そして、いいところがたくさんあります。僕はみなさんの環境をあまり知りませんが、さくらちゃんはみなさんにもそういうところがあったのではないかと思います。だから、彼女を奪った僕がいきなりしゃしゃり出てなんだと思うかもしれませんが・・・さくらちゃんの事はどうかもう許していただけないでしょうか」
かがみさんの渾身の説得でした。それに口を開いたのは兄でした。
「俺も、もうさくらのことは許してやってもいいと思う。さくらは立派な大人になった。きっと一人になってもやっていける。どんな顔して帰ってくるんかと思えば、こんなにキリッとしちょる。想像以上やわ」
と、本当に驚いているご様子。
今度は姉が「さくら、一つ聞くけど、あんたは何でそんなに幸せそうなん?」とわたしに問いかけました。
「神様と天使が、わたしたちを守ってくれたり、助けてくれたからです。スピリチュアルだと言われると思うけど、わたしはただ目に見えない存在とその世界を信じているだけです。夫にも感謝しています。いつも優しくしてくれて、思いやってくれているから」
それを聞いて姉は「ふーん。神様とか、そんなことにわかには信じられんけど・・・。」と、こぼしていました。
「お母さん、もういいやろ。このまま恨み続けても、苦しいだけやないんか?言いたいことたくさんあるやろ?それをさくらにぶつけてみればいいやろうがえ?」と、父は母に投げかけました。母は涙ぐんでいました。そしてついに
「あんたの・・・」消え入りそうな声でした。そして今度は大きな声で
「あんたのこと、一番にわたしが愛してたのよ!!他の誰にも負けない、そう思ってたんや!!でも、そのよく知らない男にあんたをいきなり奪われたわたしの気持ちが分かるかえ!!その男がどんなにあんたを愛しても、わたしがあんたに向ける愛には負けんのや!!あんたはわたしのそばにいた方が良かったんよ!!」
「お母さん、それはあなたの勝手なワガママです。子供はいつか親から巣立つもの。親のすねかじりばかりしてる子供がいきなり一人前になることなんてありえないんです。あなたの言っていることは、子供の幸せじゃありません。あなたはエゴイストだ。娘の幸せを考えないのですか?
夫はわたしのことを一番に考えてくれました。わたしの個性を尊重してくれました。わたしが知る限りでは、あなたはわたしにそんなことをしてくれたことは少なかったと思います」
・・・と言いたかったのですが、ここでまたも、わたしの必殺テクニックが光ります。
「すみませんでした」
ここからは、母の勝手な持論が展開され、わたしは謝るだけとなりました。何回でも負けてあげますよ。
・・・それから40分ぐらい経った頃、ようやく母の怒りの叫びも収まりつつあり、彼女が落ち着くまで謝ってあげました。
「まあ・・・あんたが駆け落ち結婚についてずっと謝り続けるんやったら許してやってもいいわ!」
と言って、母はまた黙り込んでしまいました。どうしても許せないみたいでした。ずっと許せないままでいるってものすごく苦しいことなんです。親を、許せなかったことがあるわたしには分かります。だから、もう許して楽になればいいのになあって思いますが、わたしがすることは謝り続けるだけなので簡単なお仕事かな。
「分かりました。じゃあ言うとおりにします。許してくれてありがとうございます。」とわたし。
「まだ許しちょらん!!」

別にわたしはもう、家族や母のことを怒ってはいないのですが、はっきり率直に言って、人の思うことは操作できないので、「一番にわたしが愛してた」とか、勝手に思ってればいいと思います。(でもまあ、そういうことももしかしたらあるのかもしれません。)思うだけタダだし、自由なので。そう思ってるのが幸せみたいなので、こっちが思っていることを押し付けて分からせてやろうなんて思うのはもっと愚かです。
ちなみに・・・
こんなことさらに率直に言ったらお前何様だって言われるかもしれませんが。
「許す」「許さない」というのも何かおかしい話です。わたしは別に親や兄弟を裏切りたくて裏切ったのではありません。傷つけたくて傷つけたのではありません。家族を裏切らずに、穏便に幸せになる方法もあったのかもしれません。ただあのまま大分にいれば、わたしは間違いなく辛い人生を強いられたでしょう。夫があの場所から巣立つチャンスをくれたのです。それに大分を飛び出さなければ、精神に異常をきたしていたかもしれないのです。現に、飛び出す前、わたしはちょっとおかしかったのです。わたしがおかしくなって失敗だらけの人生を歩むことなんて、誰も望んでいなかった、いないはずです。わたしのしたことに向こうが勝手に「許さない」と言っているだけです。頭にきててこっちの考えを受け入れる気がないみたいですから、どうぞご勝手に、と思います。それはそれで彼らの人生なんです。わたしは一切介入できません。

「お母さんがそう言うんやったら、あたしも何も言わんわ」と姉。・・・自分の意思ってないのかな。まあいいか。
「条件付きやけど、和解したってことでいいんか?」と父。母はふてくされながらも頷いてました。
「よし!みんな、今日の昼はお寿司の出前頼んだんや。みんなで食べようえ。施設長さんもどうぞ」と大きな声を出す兄。
「まあいただけるの?ありがとうございます。さくらさん、良かったわね。この先どうなるのか、それはさくらさん次第よ」と施設長さんが気を引き締めるように言いました。
「はい。良い方向に持って行こうと思います」とわたし。「僕も努力します」と夫。
そしてお昼の美味しいお寿司をいただいて、帰る時間になりました。
「お父さん、お母さん、お姉さん、お兄さん、施設長さん。今日は本当にありがとうございました」と、帰る頃にわたしは玄関で深々とお辞儀しました。
「いろんな話ししたな、さくら。かがみさん。もしかがみさんが気に入らんことしたら、いつでも帰ってこい。兄ちゃんがかがみさんに渇入れちゃる」と、兄が言いました。
「お手柔らかにお願いします」と、微笑して夫が言います。
「かがみさん。ふつつかな娘ですが、どうかよろしくお願いします。大事にしてやってください」と、父は言ってかがみさんにお辞儀をしました。
「わかりました。お義父さん、約束は守ります」と、夫も言ってお辞儀。それを聞いた父は思い出したように、
「おお、そうやさくら。お前の部屋にあるもん、何か持って帰りたいもんがあったら遠慮せず持って行っていいど。お前が飛び出してから、ずっとそんままにしちあるんや。(してあるんだ)」と言いました。
「あ・・・そうなんですか?もう全部売り飛ばしたか捨てられたと思ってたんですけど」
「馬鹿そんなことするか」
「ありがとうございます。じゃあせっかくだし幾つか持って行きますね」
わたしの何かを見かねた兄が口を開きます。「お前のう、その言葉遣いやめろや。俺たちは他人じゃねえんやけん」
「はあ。すいません」
幾つか部屋に置いてあったものをカバンに詰めて、別れを惜しみつつ名古屋へ帰りました。
「よかったね。さくらちゃん。いいイベントだった」
「うん。ありがとうかがみさん。かがみさんが見守ってくれてたから」
帰り着いたときはもうとっくに日が暮れていました。適当に晩御飯を食べて、お風呂入って寝ました。心地よい疲れとともに二人とも眠りに落ちました。

あれから一週間経って、突然母から手紙が届きました。ちょっと驚きながら開けて読んでみました。

「さくら、先日はごめんね。あなたに抱いた思い、許せない気持ちだけじゃない、いろんな気持ちに気付きました。あれからずっと考えていました。そして冷静になりました。あなたが謝らなくても、わたしがあなたのことを許せばそれで済んだんだね。
こっちにわざわざ来てくれてどうもありがとう、そんな言葉さえも言えませんでした。だから手紙で言います。ありがとう。
Sからも、ちょっと熱くなって色々言いすぎたかもしれないから、さくらに謝っといてと言われてます。悩み事があったら連絡しなさいと、連絡先も言ってたので、書いておきます。
何かあったら、またいつでも来なさい。あなたの大好きなオムライス作って、待ってるから。」

お か あ さ ん ・ ・ ・ 。

ほんとうにありがとう。


















すいません嘘日記です(ぉぉぉぉ)
2013年の夏、夫と結婚するために大分を飛び出してから、家族と連絡を取ったことありますし、年賀状を今年も出したのですが、返答がありません。数年前は父の日と母の日にギフトを贈ったことがあるのですが母の筆跡で「送り物いらねえよ!!!(しかも絶対に『贈り物』と書かない)」とご丁寧に手紙がきまして。まだ頭にきてるみたいですね。意地張っちゃってひねくれてるねぇ。まあご立腹なのはしょうがないね。
あと、お金の苦労は実話です。いやもう・・・ほんっと大変だったんですよ〜
この作り話は、「家族と和解できればいいなあ」と思って、今週の火曜日から作り始めました。ただ、いくつかの箇所が納得できないところがあって、何回か推敲しようとしたのですが・・・考えても考えてもこういう流れにしかできませんでした。特に最後は、「みんな仲の良さを取り戻して大団円!!」という感じが個人的には良かったのですが、なぜかそうはいきませんでした。頑張っても頑張っても思い浮かばなかったんですよねぇ。うーん。まだわたしも家族のこと許せないのかな・・・未熟だ。まあでも作っていく途中でインスピレーションが働いた箇所があるので、こういうストーリーもいいのかも・・・しれません?
あと、家族が喋っているのは大分弁です。この記事ではあまり大分弁丸出しじゃないですけどね。

やっぱり、家族は仲がいいのが一番ですよ。
夢で見たのですがご先祖様もちょっとわたしが勘当されたのは心配みたいで・・・仲良くして欲しいって思ってるみたいです。ただ、仲がいいのが誰かの心を犠牲にして、その上で仲がいい、となるとやっぱり問題なんじゃないですかねぇ・・・母が言ってたんですよ。「わたしが我慢したほうが家族は円満なんだ」と・・・そのせいか、わたしも本音を言わない、ひた隠す人間になってしまいました。多分家族が今のわたしが話すのを聞いたら驚くと思います。それほどわたしは変わってしまいました。
みなさんと、みなさんのご家族が心の底から円満であることを、お祈りします。

さて、今回、記事めちゃくちゃ長くなってしまいましたので今回の一枚は残念ながら無しにしました!!すみません!!
良い週末をお過ごしくださいね!!

それでは、またお会いしましょう。

テーマ : 今日のつぶやき。
ジャンル : 日記

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プロフィール

愛宕さくら

Author:愛宕さくら
初めまして。芸術バカの愛宕さくらと申します。イラストと漫画を中心に活動しております。あと心の声を色々つぶやいたり叫んだり。
よろしくおねがいいたします。
イラスト・漫画の無断転載・転用はおやめください。

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