再び色鉛筆に戻ります。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
前回の記事にUPしたイラストを描いた後、再び色鉛筆で描きたいなーと思いましたので描いてみました。

タイトル「オリジナルキャラ男子三人」
分かりにくいかもしれないけれどコピックの影響で着色の仕方が少し変わりました。新しいものには手を出してみるもんですねー。色鉛筆のみだった頃は結構自分の着色に納得してないことが多かったので、一度他の画材で距離を置いてみたのは正解だったかも。
以前、日記で「色が薄くてネットにUP出来ないのでは」と夫に言われた、色鉛筆のみで描き、レベル補正をしてようやくネットにUPできていた絵がありましたが、ついに新しい描き方を思いつきました!!

タイトル「色鉛筆のみで描いた見返りエルフ」
タイトル変えました。
今回の絵は色鉛筆しか使っていませんが、加工ソフトでレベル補正をしていません!結構色を重ねて濃く描いたので加工しなくてもよくなりました。これならみなさんに堂々とネットでありのままをお見せできる!!
夫に見てもらったら「コピックの影響が出てる。」とコメントを頂きました。確かに、コピックを触ったことによって新しい道が出来たような気がします。
別に主線なんて無くていい(時もある)んじゃないかと。そういうこともやって良いのではないかとわたしは思います。ただこの描き方は結構大変です。頭の中にある程度か完全にイメージが出来上がってないと難しくて、この絵も身体の輪郭を描くのに肌色で何度か線を重ねたり周りに線が入ったりしています。其の線はかなり薄い色で描いているのでぱっと見わかりませんけどね@@;これが青とか赤だったら泣ける。しかも使った紙が消しゴムかけると毛羽立ちやすくてねぇ・・・恐いですよ。でも、そんなこと言ったとしてもわたしはこの描き方が好きなようです。
かなり時間をかけたので休み休みしながら二日間で完成しました。描いている途中は正直不安でした。「これで変わるんだろうか?同じことになりはしないだろうか?」過程だけ見て諦めてしまおうかと思ったくらいで@@;でも諦めないで良かったです。お陰で新しい描き方を身につけることができて嬉しいし、あらゆる面で良いことがありそうな予感がします。
というか・・・文章がへたっぴなせいでわたしのこの嬉しさを充分にお伝えすることができなくて申し訳ないです@@;
それでは、またお会いしましょう。
前回の記事にUPしたイラストを描いた後、再び色鉛筆で描きたいなーと思いましたので描いてみました。

タイトル「オリジナルキャラ男子三人」
分かりにくいかもしれないけれどコピックの影響で着色の仕方が少し変わりました。新しいものには手を出してみるもんですねー。色鉛筆のみだった頃は結構自分の着色に納得してないことが多かったので、一度他の画材で距離を置いてみたのは正解だったかも。
以前、日記で「色が薄くてネットにUP出来ないのでは」と夫に言われた、色鉛筆のみで描き、レベル補正をしてようやくネットにUPできていた絵がありましたが、ついに新しい描き方を思いつきました!!

タイトル「色鉛筆のみで描いた見返りエルフ」
タイトル変えました。
今回の絵は色鉛筆しか使っていませんが、加工ソフトでレベル補正をしていません!結構色を重ねて濃く描いたので加工しなくてもよくなりました。これならみなさんに堂々とネットでありのままをお見せできる!!
夫に見てもらったら「コピックの影響が出てる。」とコメントを頂きました。確かに、コピックを触ったことによって新しい道が出来たような気がします。
別に主線なんて無くていい(時もある)んじゃないかと。そういうこともやって良いのではないかとわたしは思います。ただこの描き方は結構大変です。頭の中にある程度か完全にイメージが出来上がってないと難しくて、この絵も身体の輪郭を描くのに肌色で何度か線を重ねたり周りに線が入ったりしています。其の線はかなり薄い色で描いているのでぱっと見わかりませんけどね@@;これが青とか赤だったら泣ける。しかも使った紙が消しゴムかけると毛羽立ちやすくてねぇ・・・恐いですよ。でも、そんなこと言ったとしてもわたしはこの描き方が好きなようです。
かなり時間をかけたので休み休みしながら二日間で完成しました。描いている途中は正直不安でした。「これで変わるんだろうか?同じことになりはしないだろうか?」過程だけ見て諦めてしまおうかと思ったくらいで@@;でも諦めないで良かったです。お陰で新しい描き方を身につけることができて嬉しいし、あらゆる面で良いことがありそうな予感がします。
というか・・・文章がへたっぴなせいでわたしのこの嬉しさを充分にお伝えすることができなくて申し訳ないです@@;
それでは、またお会いしましょう。
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コピックの肌色とか。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
他の方々のサイトやブログを拝見してみると、それぞれ肌の色使いが違うことが分かりました。
そこでちょっと研究・・・というほど大げさじゃありませんが、大雑把に(ぇ)してみました。
同じくサイトさんやブログで知った肌の塗り方を真似してみました↓。最初なので自分なりのものではありませんが@@;
あとこの絵は肌色の研究のため頭から脚まで一糸まとわぬ全裸の後ろ姿ですが、肝心な部分は描いてないけど怒られたら恐いんで上半身の半分までしかUPしないことにしました。分かりにくかったらごめんなさい!!・・・あー、力入れていろんなお尻描いたのにもったいn(ry
紙はコミックペーパーです。

えっとー、この絵に使った肌色はR000とR00ですね。赤系の色なのでピンクっぽいです。
はっきり言おう、やりすぎた!!!!日焼けどころかちょっと火傷した感じに・・・@@;イタソー
参考にしたところでは、光源を想定(右に光源なら影は左側になりますね)して影になる部分にR000を塗り、次にR00を其の部分に、更にR000で広げるようにぼかす、という方法を3回ほどしていました。なるほどー、そうするとグラデーションのようになるのねーと感心してわたしもやってみたのですが・・・重ねすぎたorz3回もやらなくていいよ。2回でいいよ!重ねすぎて色が濃すぎてるし、紙の目が若干浮き出てるよ・・・次は気をつけようと思います。きをつけ!!
あと白抜きの部分は失敗するのが恐くてどうしても塗れなかった。
でもグラデーションのように一応なってます。個人的な感想としてはピンク過ぎるな・・・

これはE000がベースでE50を影に使いました。000がコピックチャオの中では一番薄い色ですね。スケッチだと0000っていうコピックの中で色一番薄い色があります。
一枚目よりも黄色味のある肌になりました。ピンク味のある肌もいいけどこっちもいいよね。

これはE00がベースでE21を影に使いました。
ちょっと濃い。健康的な肌って感じですね。

これはE000がベースでR00を影に使いました。
女の子らしい色になりました。

これはR000がベースでR00を影、E00も同じく影に使いました。今まで白抜きにしていた部分はベースのR000で、影をR00、E00の順番で塗り重ねてます。
でもこの組み合わせ、気を抜くと塗りすぎて一枚目と同じ事態になりそう@@;

これはE000がベースでE00を影に使いました。
あまりグラデーションになってないところがあるけど、綺麗な肌色になった・・・と思います。
で、研究(?)の結果どれが個人的に良いかなと考えたところ、キャラクターや性別にもよるけど一番妥当なのが最後のE000とE00の組み合わせかなって思います。
E000とE50の組み合わせもスタンダードな感じがあって良い。
R000とR00は塗りすぎると変になるけどほどほどに塗ればきっといい感じになる・・・と思う!!
さて・・・そんなこんなで出来上がった一枚絵がこちら。

タイトル「鳥たちに髪を結ってもらうハルピュイアイ」
汚ねええええええ!!!(特に空が)orz
他は完璧だったのに・・・空の描き方だけ失敗してる;;他の人が確かこういう描き方をしてたから真似してみようかなと思ってやったら盛大に失敗・・・白いところは雲なんだけどこれはもう(涙)
他の部分は全部出来上がったあと、よーし空描くぞーと思って青で塗ってたらインクの減りを意識してしまって、そこからおかしくなってしまった。そうだよなーよく考えてみたら色鉛筆とは違ってたんだ;;同じように描いてたからまずかった。コピックでこんな広い部分(紙のサイズはA4です)塗れないことはないけどインク消費が半端無いな。でもインクケチったらいい絵は出来ないって誰かが言ってた。とほほ。
みなさん、インクケチるとこんな結果になりますので気をつけて下さい!!
それでは、またお会いしましょう。
他の方々のサイトやブログを拝見してみると、それぞれ肌の色使いが違うことが分かりました。
そこでちょっと研究・・・というほど大げさじゃありませんが、大雑把に(ぇ)してみました。
同じくサイトさんやブログで知った肌の塗り方を真似してみました↓。最初なので自分なりのものではありませんが@@;
あとこの絵は肌色の研究のため頭から脚まで一糸まとわぬ全裸の後ろ姿ですが、肝心な部分は描いてないけど怒られたら恐いんで上半身の半分までしかUPしないことにしました。分かりにくかったらごめんなさい!!・・・あー、力入れていろんなお尻描いたのにもったいn(ry
紙はコミックペーパーです。

えっとー、この絵に使った肌色はR000とR00ですね。赤系の色なのでピンクっぽいです。
はっきり言おう、やりすぎた!!!!日焼けどころかちょっと火傷した感じに・・・@@;イタソー
参考にしたところでは、光源を想定(右に光源なら影は左側になりますね)して影になる部分にR000を塗り、次にR00を其の部分に、更にR000で広げるようにぼかす、という方法を3回ほどしていました。なるほどー、そうするとグラデーションのようになるのねーと感心してわたしもやってみたのですが・・・重ねすぎたorz3回もやらなくていいよ。2回でいいよ!重ねすぎて色が濃すぎてるし、紙の目が若干浮き出てるよ・・・次は気をつけようと思います。きをつけ!!
あと白抜きの部分は失敗するのが恐くてどうしても塗れなかった。
でもグラデーションのように一応なってます。個人的な感想としてはピンク過ぎるな・・・

これはE000がベースでE50を影に使いました。000がコピックチャオの中では一番薄い色ですね。スケッチだと0000っていうコピックの中で色一番薄い色があります。
一枚目よりも黄色味のある肌になりました。ピンク味のある肌もいいけどこっちもいいよね。

これはE00がベースでE21を影に使いました。
ちょっと濃い。健康的な肌って感じですね。

これはE000がベースでR00を影に使いました。
女の子らしい色になりました。

これはR000がベースでR00を影、E00も同じく影に使いました。今まで白抜きにしていた部分はベースのR000で、影をR00、E00の順番で塗り重ねてます。
でもこの組み合わせ、気を抜くと塗りすぎて一枚目と同じ事態になりそう@@;

これはE000がベースでE00を影に使いました。
あまりグラデーションになってないところがあるけど、綺麗な肌色になった・・・と思います。
で、研究(?)の結果どれが個人的に良いかなと考えたところ、キャラクターや性別にもよるけど一番妥当なのが最後のE000とE00の組み合わせかなって思います。
E000とE50の組み合わせもスタンダードな感じがあって良い。
R000とR00は塗りすぎると変になるけどほどほどに塗ればきっといい感じになる・・・と思う!!
さて・・・そんなこんなで出来上がった一枚絵がこちら。

タイトル「鳥たちに髪を結ってもらうハルピュイアイ」
汚ねええええええ!!!(特に空が)orz
他は完璧だったのに・・・空の描き方だけ失敗してる;;他の人が確かこういう描き方をしてたから真似してみようかなと思ってやったら盛大に失敗・・・白いところは雲なんだけどこれはもう(涙)
他の部分は全部出来上がったあと、よーし空描くぞーと思って青で塗ってたらインクの減りを意識してしまって、そこからおかしくなってしまった。そうだよなーよく考えてみたら色鉛筆とは違ってたんだ;;同じように描いてたからまずかった。コピックでこんな広い部分(紙のサイズはA4です)塗れないことはないけどインク消費が半端無いな。でもインクケチったらいい絵は出来ないって誰かが言ってた。とほほ。
みなさん、インクケチるとこんな結果になりますので気をつけて下さい!!
それでは、またお会いしましょう。
巨匠に学ぶ
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今回は最近していないけど模写の話をしようと思います。
まず自分が持っている力を最大に引き出し自分のもの(絵の方向性)を確立するために必要なことが、世界的に有名な画家の作品を模写することです。・・・と、わたしは思っています。
2013年の夏に名古屋で今の夫と結婚するまで模写なんてしたこともなく、そもそも有名な画家の名前もあまり知らなかったわたしですが、「君には模写が必要だ」というわたしを応援してくれている彼の発言で「してみようかー」と思い始め実践していたものだったのですが、同時に「そんなことしなくてもいい」という反発もわたしにはありました。
模写なんてやってられるかーと反発しながら夫に勧められて描いたのは

ギュスターヴ・モローのサロメ(スケッチ?モローは紙に木炭で描いているようです)でした。
「週刊 西洋絵画の巨匠」という薄めの本に載っています。この本は夫が「モローがいい」と言って買ってくれたものです。彼はずっと以前、展覧会で見た同画家の「ガラテイア」に心を打たれた人でもあるのでそう思ったのかもしれません。
で、話を戻しますとこの模写、実は二枚描いています。これは二枚目です。サロメの身体の向きはこのように右向きなのですが、最初の一枚目は・・・よほど反発していたのでしょう。左向き(反対)に模写してましたね(ぉ)「これは模写じゃない」と言われてしまいました。
さらに「浮世絵も学んだ方が良いだろう」と、次に描いたのは

葛飾北斎の富嶽三十六景の山下白雨。画材は色鉛筆のみです。ここからは自主的に描いてます。
サロメもそうだったのですが、わたしは空間(この場合では紙の空間)の把握が出来ないので元の絵の左端を描き切れていません。手前で紙面が尽きちゃった@@;
色鉛筆でガリガリ描いたのもあるけど描くのが大変でした。
模写するのって結構大変なんです。人の絵をある程度真似て描かなければいけないから。それだけじゃありません、自分で望んでしているのに誰かにやらされている気分になるんです。そういうわけなので何度も投げ出したくなります。そしてそれは今も変わりません。時々楽しいこともあるんですけどね・・・全体的にやらされている感が@@;

伊藤若冲の仙人掌群鶏図。鉛筆のみです。
この人の絵めちゃくちゃ細かいのでかなり大変でした。しかも今回も例に漏れず空間の把握が出来ずに右の鶏を2回失敗しています。「抵抗しながら描いていた」とは夫の談。

中原淳一の花のしをり。
たしか2013年の秋に刈谷市で彼の展覧会があったと記憶していますが、そこへ見に行って購入した本に載っていた絵ですね。
なんというか・・・模写って似てる似てないよりも其の絵を描いた人がどんな気持ちで描いたとか、どんな描き方をしていたのかと知ることが模写ではないでしょうか。・・・って・・・夫が言ってた。(ぉ)模写した人のオリジナリティが出てもいいと思うんです。
この人バラの描き方に特徴があるなぁ。あと衣服のしわもちょっと直線的。

また葛飾北斎の富嶽三十六景神奈川沖浪裏、色鉛筆のみです。
やっぱり空間の把握g(ry)最初は楽しかったけど後から投げ出したくなったorz

歌川国芳の金魚づくし百物語。ボールペンと色鉛筆です。
いろいろずれてる。金魚が丸々と太っていておいしそうだなとか猫は思っているのかもしれない。
今年の二月下旬に模写した絵ですね。

春草の虎ノ図。色鉛筆の黒と灰色を使いました。
この絵はお宝鑑定団を見ていた時に、鑑定依頼人が持参した絵だったと思います。これを「模写したいな」と思いました。でもやっぱり後からやらさr(ry)気に入ったので3枚くらい描いてます。ヒゲがすごい。
まあ・・・模写したいと思ったとしても投げ出したくなっちゃうんですよね・・・人様の絵だからなんだろうなあ。だから模写は休み休みでやることが多いですね。頑張って描き続けようとすると無理したり焦ったりして変な絵になる@@;

喜多川歌麿の当時全盛美人揃 若松屋台 若鶴。鉛筆と色鉛筆です。あ・・・薄くてみ辛かったらごめんなさい;;
模様苦手なんですよね@@;衣服に模様ってオリジナル絵でも描いたことないから(ぉ)勉強せねば。

山下清のパリのノートルダム寺院。ピグマコミックラインが主線で、着色が色鉛筆。
黒い点々はコミックラインで地道にコツコツ打つように描きました。寺院の黒い部分も点々の集合体ですが、点々で塗りつぶしていくのがちょっと楽しかったですね。
さすが山下清、レンガの描写スゲエ・・・と思いながらレンガも点々で。

林亮太さんという、今ちょっと有名な人の絵をテレビで見て「すごい!!」と思い、模写してみました。色鉛筆のみです。
これ・・・これ超大変だった・・・本気で投げ出したくなった(涙)林さんは結構濃い色で塗るのですが、わたしはこれが限界でした。あと重ね塗りもかなりするらしくて、真似してみたけど苦行そのものでしt(ぉ)
仕上げに光沢感を出すためにアートナイフで塗ったところを削るという行程も林さんするらしくて、アートナイフないのでカッターナイフでやりましたがそれも大変だった・・・メトロノームの黒い部分もそうするみたいなんだけど・・・うまく削れなかった。ギターは2回失敗してます。
今まで模写した中で一番大変だったよー
今まで模写してきましたが、前の時代を生きた人に直接教わることはできないけれど絵を模写することによってたくさん教えられた部分は意識しなくてもあると思います。「こういう描き方をするのか」とか「この絵を描いた人はこれがよほど好きだったんだろうなあ」とかそういったものも分かるのではないかと。
画材もホントは模写元の画材と同じもので描いた方がいいのでしょうけど、違う画材で描いても良いと思うし。
「あの絵を描いた人はこういう表現をしていたけど、自分もやってみようかな」と思うことで、最初は真似かもしれないけどだんだんそれを自分のものにしていって新しい描き方を確立することもありますし。そういうところも面白いなと思います。
それでは、またお会いしましょう。
今回は最近していないけど模写の話をしようと思います。
まず自分が持っている力を最大に引き出し自分のもの(絵の方向性)を確立するために必要なことが、世界的に有名な画家の作品を模写することです。・・・と、わたしは思っています。
2013年の夏に名古屋で今の夫と結婚するまで模写なんてしたこともなく、そもそも有名な画家の名前もあまり知らなかったわたしですが、「君には模写が必要だ」というわたしを応援してくれている彼の発言で「してみようかー」と思い始め実践していたものだったのですが、同時に「そんなことしなくてもいい」という反発もわたしにはありました。
模写なんてやってられるかーと反発しながら夫に勧められて描いたのは

ギュスターヴ・モローのサロメ(スケッチ?モローは紙に木炭で描いているようです)でした。
「週刊 西洋絵画の巨匠」という薄めの本に載っています。この本は夫が「モローがいい」と言って買ってくれたものです。彼はずっと以前、展覧会で見た同画家の「ガラテイア」に心を打たれた人でもあるのでそう思ったのかもしれません。
で、話を戻しますとこの模写、実は二枚描いています。これは二枚目です。サロメの身体の向きはこのように右向きなのですが、最初の一枚目は・・・よほど反発していたのでしょう。左向き(反対)に模写してましたね(ぉ)「これは模写じゃない」と言われてしまいました。
さらに「浮世絵も学んだ方が良いだろう」と、次に描いたのは

葛飾北斎の富嶽三十六景の山下白雨。画材は色鉛筆のみです。ここからは自主的に描いてます。
サロメもそうだったのですが、わたしは空間(この場合では紙の空間)の把握が出来ないので元の絵の左端を描き切れていません。手前で紙面が尽きちゃった@@;
色鉛筆でガリガリ描いたのもあるけど描くのが大変でした。
模写するのって結構大変なんです。人の絵をある程度真似て描かなければいけないから。それだけじゃありません、自分で望んでしているのに誰かにやらされている気分になるんです。そういうわけなので何度も投げ出したくなります。そしてそれは今も変わりません。時々楽しいこともあるんですけどね・・・全体的にやらされている感が@@;

伊藤若冲の仙人掌群鶏図。鉛筆のみです。
この人の絵めちゃくちゃ細かいのでかなり大変でした。しかも今回も例に漏れず空間の把握が出来ずに右の鶏を2回失敗しています。「抵抗しながら描いていた」とは夫の談。

中原淳一の花のしをり。
たしか2013年の秋に刈谷市で彼の展覧会があったと記憶していますが、そこへ見に行って購入した本に載っていた絵ですね。
なんというか・・・模写って似てる似てないよりも其の絵を描いた人がどんな気持ちで描いたとか、どんな描き方をしていたのかと知ることが模写ではないでしょうか。・・・って・・・夫が言ってた。(ぉ)模写した人のオリジナリティが出てもいいと思うんです。
この人バラの描き方に特徴があるなぁ。あと衣服のしわもちょっと直線的。

また葛飾北斎の富嶽三十六景神奈川沖浪裏、色鉛筆のみです。
やっぱり空間の把握g(ry)最初は楽しかったけど後から投げ出したくなったorz

歌川国芳の金魚づくし百物語。ボールペンと色鉛筆です。
いろいろずれてる。金魚が丸々と太っていておいしそうだなとか猫は思っているのかもしれない。
今年の二月下旬に模写した絵ですね。

春草の虎ノ図。色鉛筆の黒と灰色を使いました。
この絵はお宝鑑定団を見ていた時に、鑑定依頼人が持参した絵だったと思います。これを「模写したいな」と思いました。でもやっぱり後からやらさr(ry)気に入ったので3枚くらい描いてます。ヒゲがすごい。
まあ・・・模写したいと思ったとしても投げ出したくなっちゃうんですよね・・・人様の絵だからなんだろうなあ。だから模写は休み休みでやることが多いですね。頑張って描き続けようとすると無理したり焦ったりして変な絵になる@@;

喜多川歌麿の当時全盛美人揃 若松屋台 若鶴。鉛筆と色鉛筆です。あ・・・薄くてみ辛かったらごめんなさい;;
模様苦手なんですよね@@;衣服に模様ってオリジナル絵でも描いたことないから(ぉ)勉強せねば。

山下清のパリのノートルダム寺院。ピグマコミックラインが主線で、着色が色鉛筆。
黒い点々はコミックラインで地道にコツコツ打つように描きました。寺院の黒い部分も点々の集合体ですが、点々で塗りつぶしていくのがちょっと楽しかったですね。
さすが山下清、レンガの描写スゲエ・・・と思いながらレンガも点々で。

林亮太さんという、今ちょっと有名な人の絵をテレビで見て「すごい!!」と思い、模写してみました。色鉛筆のみです。
これ・・・これ超大変だった・・・本気で投げ出したくなった(涙)林さんは結構濃い色で塗るのですが、わたしはこれが限界でした。あと重ね塗りもかなりするらしくて、真似してみたけど苦行そのものでしt(ぉ)
仕上げに光沢感を出すためにアートナイフで塗ったところを削るという行程も林さんするらしくて、アートナイフないのでカッターナイフでやりましたがそれも大変だった・・・メトロノームの黒い部分もそうするみたいなんだけど・・・うまく削れなかった。ギターは2回失敗してます。
今まで模写した中で一番大変だったよー
今まで模写してきましたが、前の時代を生きた人に直接教わることはできないけれど絵を模写することによってたくさん教えられた部分は意識しなくてもあると思います。「こういう描き方をするのか」とか「この絵を描いた人はこれがよほど好きだったんだろうなあ」とかそういったものも分かるのではないかと。
画材もホントは模写元の画材と同じもので描いた方がいいのでしょうけど、違う画材で描いても良いと思うし。
「あの絵を描いた人はこういう表現をしていたけど、自分もやってみようかな」と思うことで、最初は真似かもしれないけどだんだんそれを自分のものにしていって新しい描き方を確立することもありますし。そういうところも面白いなと思います。
それでは、またお会いしましょう。